2026-10-04 / ブログ

商品画像はAIで作れる時代。1688の写真だけで決めないために

商品画像はAIで作れる時代。1688の写真だけで決めないために

中国の売り手の間で、商品画像をAIで作ったり、整えたりすることが当たり前になってきました。背景を消す、生活の場面に商品を合成する、色や質感を整える。どれも数分でできるようになっています。写真がきれいなこと自体は悪いことではありません。ただ、仕入れる側にとっては、写真と届く物の差が広がりやすくなった、ということでもあります。

中国のEC業界で起きていること

中国の越境ECの業界では、商品の調査から、画像づくり、説明文、出品までをAIに任せる手順が広まっています。出品用の画像の大半をAIで作った、という売り手の話も珍しくなくなりました。

1688でも、売り手がAIで作った画像や、工場の写真をきれいに加工した画像が増えていくと考えています。画像を見るだけでは、どこまでが実物なのかを見分けにくくなります。

写真で分からなくなること

色と質感。AIで整えた画像は、色が鮮やかで、素材に高級感が出ます。実物の生地の薄さや、プラスチックの光り方とは違うことがあります。

大きさ。生活の場面に合成した画像は、周りの物との比率で大きさの印象が変わります。数字の寸法と、画像の印象が合っているかを見ます。

付属品と仕上げ。画像にはあるのに、届いた物には付いていない部品や、縫い目・塗りの仕上げの差は、画像からは分かりません。

売り手への頼み方

中国語で「可以发实拍图吗?」(実物の写真を送ってもらえますか)と聞きます。スマートフォンで撮ったままの写真や、手に持った動画(「实拍视频」)を頼むと、加工された画像では見えなかった色や仕上げが分かります。

寸法が大事な商品は、定規やメジャーを当てた写真を頼みます。付属品がある商品は、箱から全部出して並べた写真を頼みます。すぐに送ってくれる売り手は、実際に在庫を持っている可能性も高くなります。

まとめ:画像で探して、実物で決める

AIのおかげで、きれいな商品画像は誰でも作れるようになりました。だからこそ、画像は「候補を探すための材料」と割り切り、発注を決めるのは実物の写真、サンプル、そして届いた物の検品で確かめてから、という順番が大切になります。

画像で探すこと自体は、とても便利です。タオタロウのサイトでも、会員ログイン後に検索窓のカメラのマークから写真を上げると、1688か、タオバオ・天猫を選んで似た商品を探せます。画像のアドレス(URL)を貼り付けて探すこともできます。手元の商品や、日本で売れている商品の写真から候補を集め、その中から実物の写真やサンプルで絞り込んでいく。探すのは画像で、決めるのは実物で、という使い方がおすすめです。

タオタロウ(運営:ゴールドバッハ株式会社)は、義烏に自社の倉庫と検品チームを置き、1688・タオバオの仕入れを検品してから日本へ送る中国輸入代行です。売り手への実物写真の依頼や、届いた商品と商品ページの照らし合わせも行っています。写真だけでは判断しにくい商品は、ご相談ください。

執筆:和田太郎(タオタロウ代表)