Amazonが10月28日に「エージェントポリシー」を追加。AIで出品や運営を自動にする前に確かめたいこと
Amazonの出品者向けの契約に、AIや自動化ツールの使い方に関する決まり「エージェントポリシー」が、10月28日付で加わると報じられています。米国では先に導入されたとも伝えられています。出品や運営をAIで自動にする流れが進むなかで、出品者が確かめておきたい点を、まとめます。
ここで書くのは、報道で伝えられている内容です。契約の本文は、出品者のセラーセントラルで必ず確認してください。
報じられている内容
報道によると、新しい決まりの中心は、次の3つです。
1つ目は、Amazonの商品情報やデータを、AI(大規模言語モデル)や機械学習の開発・改善に使うことを禁じること。自社のAIに、Amazonのデータを読み込ませて学習させるような使い方が、対象になると見られています。
2つ目は、ロボットなどを使って、Amazonの情報を自動で集めることを禁じること。画面を自動で読み取って、データを集める方法が含まれると見られています。
3つ目は、自動化のシステムを使っている場合、それを明らかにすること。人が操作しているように見せかけることを、認めない考え方です。
また、10月28日以降も出品を続けると、新しい決まりに同意したものとみなされる、とも伝えられています。
AIで出品を自動にする前に確かめたい3つの点
1つ目は、使っているツールが、Amazonの情報をどう取っているか。Amazonが用意している公式の連携の仕組みを通しているのか、画面を自動で読み取っているのか。後者の場合は、新しい決まりに当たる可能性があります。ツールの提供元に、取得の方法を確かめておきます。
2つ目は、AIに渡すデータの範囲。AIに商品ページを作らせるときは、仕入れ先から得た自社の商品データを中心にすると、整理しやすくなります。Amazonの商品ページの内容を、AIの学習に使う形になっていないかを確かめます。
3つ目は、自動化していることを、明らかにできるか。外部のツールやAIエージェントがAmazonに接続する場合に、自動化していることを示す仕組みがあるかを確かめます。
仕入れの側にも関わる
AIで出品を速くしても、商品そのものの確かさは、AIでは確かめられません。仕様や容量、付属品が、商品ページと実物で一致しているか。日本で売ってよい物か。出品の速度が上がるほど、この確認の大切さが増します。
タオタロウ(運営:ゴールドバッハ株式会社)は、義烏の自社倉庫で検品してから日本へ送る中国輸入代行です。義烏の現場には、10年以上働いている社員が多くいます。実物の寸法や中身の確認など、AIの出品の前に確かめておきたいことのご相談もお受けしています。
※本記事は、2026年10月時点の報道をもとにした一般的な情報です。契約の内容は、Amazonのセラーセントラルで必ずご確認ください。
執筆:和田太郎(タオタロウ代表)