OEM・外貿
お客様から見たとき、当社に頼めることは3つに分かれます。代理購入・OEM・無在庫です。このページはそのうち OEM について書きます。
ただしこの部署は、つくるだけではありません。工場へ連れて行き、貨物を通し、検査を手配するところまでを担当しています。
誰がやるか ── 兼務ではなく、専任の部署です
中国輸入の会社では、OEM の相談を代理購入の担当者が兼務で受ける形がよくあります。当社は OEM を専任の部署として置いています。
担当者はほぼ全員が、10年以上にわたって日本向けの OEM を手がけてきました。日本の小売に並ぶ商品が、どこで止まり、何を言われるのかを知っている人間が対応します。
お取引の相手も、EC事業者の方だけではありません。大手商社、大手チェーンストアの案件も数多く経験しています。求められる品質の水準も、書類の量も、そこで覚えました。
つくる ── 仕様が決まるまでが長い
OEM で時間がかかるのは、量産ではなく仕様を決める段階です。当社が最初に確かめるのは、次のようなことです。
最小ロットは、いちばん条件の厳しい部品が決めます。本体は1,000個から作れても、その中のひとつの部品が5,000個からであれば、全体が5,000個になります。「この商品のMOQは」という聞き方では、答えが出ません。
金型は、直すのと新しく起こすのとで桁が変わります。既存の型に手を入れて済むのか、一から起こすのかで、費用も納期もまったく違います。ここを曖昧にしたまま進めると、後から動かせなくなります。
金型代は、初回の数量で割って見てください。総額だけを見ると高く感じますが、1個あたりに直すと判断が変わることがあります。逆に、初回を絞りすぎると1個あたりが重くなります。
名入れ ── 金型を起こさずに、1個から
義烏の自社倉庫に、レーザー刻印機・カッティング機・布やアパレル向けのプリンターを置いています。金型を起こさずに、1個から名入れができます。金属への刻印、木・革・アクリル、フルカラー印刷、カッティングに対応します。
既製品にロゴを入れれば、それはもうオリジナル商品です。OEM の最小ロットが高くて踏み出せないとき、まずこの形で小ロットから試せます。売れ行きを見てから本格的な OEM に進むほうが、無駄がありません。
入稿は SVG または DXF でお願いしています。刻印の機械は線を追って動くため、写真や印刷用のデータ形式では読めません。お手持ちのデータ形式が違う場合は、変換は当社で引き受けます。
連れて行く ── 工場・展示会・義烏市場のアテンド
ご自身で現地を見たい場合、現地スタッフが同行します。工場の見学、展示会の回り方、義烏市場での探し方まで。
画面で見るのと、棚の前に立つのとでは分かることが違います。一度現地を見ておくと、その後のやり取りが速くなります。
通す ── 貨物を日本へ
輸出と通関は、通関士の資格を持つ日本人の副総経理が統括しています。
特に気をつけているのが危険品の切り分けです。電池を含む商品は、認証より先に輸送で止まります。リチウム電池であれば UN38.3 の試験報告書と MSDS が要りますし、報告書に書かれたセルの型番が実際の中身と合っているかまで確かめないと、空港で止まります。
コンテナの手配、通関の運用、各社の料金体系は変わり続けます。いま何がどうなっているかを見たうえで、安全で、負担の小さい組み方を選びます。「前はこれで通った」を根拠にしません。
検査を手配する ── 中国と日本、両方の機関を使います
日本で売るために越える制度は、商品ごとに違います。当社は中国国内の検査機関と、日本の検査機関の両方を使い分けて手配します。
どの制度に当たるかの切り分けと、よくある取り違えについて、詳しくはこちら
順番は決まっています。まずどの制度に当たるかを確定させる。次に工場がすでに持っている書類を確かめる。そのうえで検査機関の見積を取る。この調査とご相談は、当社を通して輸入される場合は無料です。
当社は「認証を取得できます」とは申しません。取得するのは検査機関と認証機関で、当社が担うのは、制度の切り分けと、書類と検査の手配です。そこを混ぜて説明する会社もありますが、混ぜると後で話が合わなくなります。
ご相談いただけること
つくりたいものが決まっていなくても構いません。「こういうものを日本で売りたい」からご相談ください。作れるかどうか、いくらかかるか、どこで止まりそうかを、先にお伝えします。