代理購入
お客様から見たとき、当社に頼めることは3つに分かれます。代理購入・OEM・無在庫です。このページはそのうち、当社の主力である代理購入について書きます。
社内では、探す・買う・検める・送るがそれぞれ別の部署に分かれています。ただお客様にとっては一続きの流れですので、ここでは分けずに、注文から日本に届くまでの順に並べます。
探す ── 見つけるのは機械、確かめるのは人間
中国側の商品データは膨大で、人が端から見ていくことはできません。当社は候補を機械で集め、その候補が本当に同じ商品なのかを人間が確かめるという分け方をしています。
この工程を省くと何が起きるか。同じに見えて別の商品が候補に混ざります。写真は似ているのに容量や材質が違う、同じ型番でも中身が入れ替わっている、といったことが実際に起きます。そして粗利率が高く見える候補ほど、別物である可能性が上がります。安いのには理由があるからです。
確かめる ── 発注の前に、棚の実物を見る
候補が絞れたら、発注する前に義烏の市場へ行き、売り場の棚にある現物を確認します。写真と実物は違います。縫製の粗さ、素材の手ざわり、印刷のずれは、画面では分かりません。
あわせて、売り手が工場なのか仲介なのか、その産業帯の中にいるのかも見ます。同じ価格でも、誰から買うかで不良率と対応の速さが変わります。
日本の規制に当たる商品かどうかも、この段階で切り分けます。認証が要るものは、発注してから気づくと間に合いません。
決める ── 値段より、条件のほうが効きます
交渉というと単価を下げる話だと思われがちですが、実際に粗利を動かすのは条件のほうです。市場から倉庫までの送料を売り手が持つかどうか、最低ロットをどこまで下げられるか、不良が出たときに交換に応じるか。単価を数パーセント削るより、こうした条件のほうが大きく効く場面が多くあります。
判断の基準は一貫しています。
実効コスト = 仕入原価 ÷(1 − 不良率)+ 検品コスト
単価の安さではなく、不良を含めた実際の負担で比べます。
検める ── 不良は日本に着く前に止める
義烏の自社倉庫に検品のオペレーションを持ち、外注せずに自社の人員が実施しています。全数開封か抜取りか、採寸・計量・通電・付属品の照合をどこまでやるかは、商材ごとに項目を組みます。
詰める ── 箱の組み方が、国際送料を決めます
見落とされやすいところです。国際送料は箱の課金重量を入数で割った値で1個あたりの負担が決まります。つまり同じ商品でも、何個をどう詰めるかで粗利が変わります。
体積の比だけで割ると入るはずのものが入りません。辺の長さと重量の両方で詰め方を決める必要があります。倉庫では、ラベルの貼付、同梱物のセット、OPP袋の入れ替えといった加工もあわせて行います。
送る・通す ── 日本へ
船便・航空便・フェリー・小口の直送まで複数のルートを扱い、重量と急ぎ具合に合わせて選びます。Amazon の FBA 倉庫や楽天の倉庫への直送にも対応します。
輸入の申告は、通関士資格を持つ日本人駐在員が義烏に常駐しており、申告内容を出荷前に確認できる体制をとっています。書類の不備で日本側で止まる、という事態を減らすためです。
つくっているもの ── 仕入れの判断を、データで前へ
当社は代行の会社ですが、使う仕組みを自分たちで開発しています。仕入れの現場で毎日何が起きているかを知っているのは現場です。その経験をそのまま道具の形にできることが、当社の強みだと考えています。
その一環として、アリババ 1688 の AI エージェント「牛顿(ニュートン)」と共同で取り組みを進めています。2026年9月の東京インターナショナル・ギフト・ショーでは、「淘太郎 × 1688 × 阿里牛顿」としてブースで内容を公開しました。

狙いは 「日本の仕入れ判断を、データで前へ。」です。1688 が持つ供給側の力と、当社が義烏で積んできた経験を合わせて、日本の事業者がもっと簡単に中国から仕入れられるようにすること。いま形にしているのは、次の4つです。
| 新商品分析 | 伸びているキーワードと条件を絞り込む |
|---|---|
| 商機インサイト | Amazon と TikTok の空白市場を比較する |
| チャネル画像検索 | 画像一枚から、同一商品を横断して検索する |
| 越境商品機会分析 | 市場・競合・トレンドを一つの報告書にまとめる |
探したい商品を言葉や画像で伝えると、中国側の候補が返ってくる。そこまで持っていくつもりです。
ただし、これらは開発中です。公開の時期はまだ決まっていません。できあがっていないものを、できているようには書きません。進み具合はこのサイトでお知らせします。
ご相談いただけること
扱われている商品と、想定されている販売の形をお聞かせください。どこにいくらかかり、どこで失敗しやすいかを、実際の数字でお答えします。まだ商品が決まっていない段階からのご相談も承ります。