同じ1688の商品でも、仕入れ方で原価は変わる。値段より先に聞く4つの条件
1688で同じ商品を見ていても、仕入れる人によって、日本に届いたときの原価は変わります。差を生むのは、単価をいくら値切ったかよりも、どんな条件で買ったかです。この記事では、見積をもらう前に聞いておきたい4つの条件を書きます。
単価の値切りは、思ったほど効かない
仕入れの相談で多いのが「もう少し安くなりませんか」という値段の交渉です。もちろん無駄ではありません。ただ、数元の商品で0.1元か0.2元下げてもらっても、日本に届くまでの費用全体から見ると、変わるのはわずかです。
しかも、工場や売り手は値下げを断ることがよくあります。値段は断られても、条件なら出してくれることは珍しくありません。値段の前に、条件を聞く。これが1688で仕入れるときの順番です。
条件1:数量ごとの値段(価格の段階)
1688の商品には、買う数量によって単価が段階的に下がる物があります。商品ページの一番上に出る値段は、ある数量以上のときの値段だったり、いちばん安い色・サイズの値段だったりします。
見積をもらうときは、自分が実際に買う数量での単価を聞きます。数量の段階がある商品なら、次の段階には何個必要かも聞きます。少し数量を足すだけで次の段階に届くなら、そのほうが得な場合もあります。
条件2:中国国内の送料(義烏まで届けてくれるか)
工場から義烏の倉庫までの中国国内の送料は、商品代とは別にかかります。重い物やかさばる物では、この送料が無視できない額になります。
「义乌包送(義烏まで送料込みで届けてくれますか)」と聞くと、値下げより大きく効くことがあります。浙江省の工場など、義烏に近い売り手なら応じてくれる場合があります。値下げを断った売り手が、送料の条件なら出してくれた、ということもあります。
条件3:税込みか、税抜きか(含税・不含税)
中国の見積には「含税(税込み)」と「不含税(税抜き)」があります。含税は、中国の増値税の発票(インボイス)を付ける前提の値段で、不含税より高くなります。
複数の売り手の見積を比べるときは、含税か不含税かをそろえて比べます。片方が含税、片方が不含税のまま比べると、安いほうを見誤ります。
条件4:箱の入り数(中国語で「箱规」)
日本までの国際送料は、商品1個ではなく、箱の大きさと重さで決まります。同じ単価でも、外箱1箱に何個入るかで、1個あたりの送料は大きく変わります。
中国語では「箱规」と聞きます。外箱1箱の入り数、外箱の寸法、1箱の重さの3つです。単価が安くても、1箱に少ししか入らない商品は、届いたときに高くつきます。
まとめ:値段より先に、条件を聞く
数量ごとの値段、中国国内の送料、税込みか税抜きか、箱の入り数。この4つをそろえて聞くと、同じ1688の商品でも、届いたときの原価が下がることがあります。値段の交渉は、そのあとで十分です。
タオタロウ(運営:ゴールドバッハ株式会社)は、義烏に自社の倉庫と検品チームを置き、1688・タオバオの仕入れを検品してから日本へ送る中国輸入代行です。売り手とのやり取りでは、値段だけでなく、こうした条件も確かめながら仕入れています。条件の聞き方や見積の比べ方で迷ったときは、ご相談ください。
執筆:和田太郎(タオタロウ代表)