日本製品の中国販売

当社の事業は2つの方向があります。ひとつは中国から日本へ、日本のEC事業者に代わって仕入れ・検品・OEM・輸入を行う仕事です。もうひとつが日本から中国へ、日本製品を中国国内で販売する仕事です。

このページは後者について書きます。会社案内では毎回抜け落ちる「もう半分」ですが、当社にとっては中国側の現場を持ち続ける理由そのものです。専任の部署が担当しています。

売り場を、中国国内に持っています

日本製品を中国で売る話は、たいてい「どのECに出すか」から始まります。当社はその前に、実際の売り場を3つ持っています。

義烏 国際商貿城 五区。世界中のバイヤーが日用品を仕入れに来る市場の、五区(中国輸入商品城)に自社の売り場を構えています。相手は消費者ではなく中国国内の小売店やバイヤーで、実物を見せて卸します。

義烏 雪峰銀座 迎恩門店。市内の体験型の小売店です。日本から輸入した酒や菓子を、その場で味わってもらえます。この店を持っている理由は売上よりも消費者の反応が直に見えることにあります。日本で「中国でも売れるはずだ」と推測するのと、中国の棚に置いて中国の消費者が手に取るかどうかを見るのとでは、確かさがまったく違います。

上海世貿商城(上海マート)。上海市長寧区延安西路2299号、3階です。華東圏の取引先との窓口になります。

オンラインの販路

淘宝・阿里巴巴に加えて、自社のアプリ・公式アカウント(公众号)・ミニプログラム(小程序)を運営しています。また天猫国際のTP(運営代行パートナー)の資格を持っています。

取り扱っているのは、日本の母子用品、スキンケア、化粧品、食品、酒、日用品です。

卸もやります ── ECだけではありません

中国進出というとECの話になりがちですが、実際に数が動くのは店舗です。当社は現地の日系・中国系のスーパーマーケット、日本の居酒屋などの飲食店へも卸しています。業務用の規格も扱います。

飲食店に入るかどうかは、味だけでは決まりません。一度に使う量、保存の効き方、値付けの合わせ方で決まります。そこを含めてご相談いただけます。

代理店を探す・展示会に出す

ご自身で売り先を持たない場合、中国側の代理店を探すところからお手伝いします。義烏の市場と上海の店舗が、そのまま探す場になります。

商材によっては、展示会への出展をお勧めして、一緒に進めることもあります。どの展示会に、どういう見せ方で出すか。現地で反応を見ながら決めていきます。

「日本のものだから売れる」わけではありません

ここは正直に書きます。日本の製品を持っていけば売れる、という市場ではありません。同じ棚に、中国で作られた同等品が並びます。値段も、見せ方も、そこと比べられます。

商品によって、越境ECが向くものと、一般貿易で入れて中国国内の在庫にするほうが向くものがあります。売り方も、EC・卸・実店舗・代理店のどれを軸にするかで変わります。当社は、商材とご予算に合わせてその都度組み立てます。決まった型はありません。

なお当社は、日本の地方銀行や政府系機関からの委託を受けて、日本企業の中国進出についてのコンサルティングも提供しています。直接のご依頼よりも、こうした形でご相談をいただくことが多くあります。

中国で売るときに越えるもの

日本から中国へ売る場合、どの経路で入れるかによって必要な手続きが変わります。ここを取り違えると、商品が中国側で止まります。

通常の輸入(一般貿易)で入れて中国国内の在庫にする方法は、中国の輸入規制をそのまま受けます。化粧品であれば中国側の登録・届出、食品であれば中文ラベルと、輸出者・製造者の登録が必要になります。越境EC(保税区や直送)は扱いが異なり、対象品目も定められています。

制度は変わります。当社は商品ごとに現行の扱いを確認したうえでご提案します。「前はこれで通った」を根拠にしません。

ご相談いただけること

まずは扱われている商品と、想定されている売り方をお聞かせください。中国側で売れる形になるかどうかを、現地の売り場を持っている立場からお答えします。売れないと思えば、そうお伝えします。